翌日の午後、僕は昨日と同じJR新宿駅の今度は西口に降り立っていた。 これから参加するのは14時開始の「一緒にいて癒される女性」がテーマのパーティー。 さて、どんな女性に出会えることやら…… 会場に向かいながら、昨日と同様のケースに遭遇した場合に備え…
「カップル希望の結果でました! スマホでご確認ください!」 いい異性がいなかったという隣の女性を気にしつつも、遠慮気味にスマホを操作する。 希望はもちろん…… 「今回はカップリングが成立しませんでした。」 スマホ画面を支配したその表示に、時が止ま…
相席の女性と二言、三言話すうちに、いいなアピールの結果がでた。 もらったいいねは…… 3つ。 8人中、3人から。 ちょっと少ない方かもしれない。 その内訳は…… なんと8番さん! たしかにトークタイム中は楽しく話ができたけど、年の差を考えれば、期待しつつ…
最初の席に戻って、まずは誰にいいなアピールを出すかについて、頭を働かせる。 直前の若くて可愛い8番さん。 トークタイム中の思考を再開させるが、やはり答えはでない。 3つの選択肢の中で、最も妥当なのは「恋人として」だろうか。 目を瞑ってただ通り過…
選択肢1 素直に諦める。 なんといっても年齢が違う。こちらより一回り以上若い。それだけに魅力的で、笑顔も可愛いくて、仲良くなれたら楽しいに決まっている。しかし……一般論として、彼女が僕をパートナーとして選ぶはずがない。きっと趣味だって違うし、周…