婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

060. 婚活パーティー【体験】真夏の新宿ラウンジをハシゴして(4)

ちょっと身なりを整えてから、3番の個室に入る。

 

ざっとプロフィールに目を通した限り、今日の参加者の中で一番の好みだった。

 

「こんにちは」

 

挨拶をしつつ3番さんの横顔を盗み見ると、プロフィールではわからなかった外見も、見事にタイプだった。

 

よし! 頑張らなきゃ! と内心で気合を入れる。

 

といってもそれが表に出てしまっては相手が引きかねないので、気持ちを落ち着かせて、差し障りのないペットの話題から軽く始める。

 

動物が好きで飼っている、という共通点も、プロフィールを見た段階で高感度が上がった理由の1つだった。

 

「ワンちゃん、いま、何歳ですか?」

「ちょうど10歳です」

「だんだんおじいさんですね」

「そう、ですね」

「食べ物も変えてきてますか?」

「それなりに」

 

あまり乗ってこない。

 

僕もペットを飼っていることはプロフィール画面からわかっているはずなので、なにか訊いてくることを期待したけど、それもなかった。

 

この話題は好きじゃないのかな。

それとも僕が好みじゃないだけか……

 

話題を変えようと職業欄を確認すると「銀行の受付」。

 

うん、それらしい。

 

真面目な感じのする長い黒髪のキリっとした美人さん。

 

かなりタイプ……

 

しかし。

 

年齢は31歳。

 

離れすぎてる、と思われている可能性はかなり高いだろう。

 

だとしたら望み薄かもしれない。

 

ちょっと神経質そうなところも、相手の条件に妥協しない一面を現わしているようで。

 

それでも最後のいいなアピールからカップリングまでの希望の灯りを消さないために、トークタイム中は終始、笑顔を絶やさなかった。  

 

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