このパーティーの参加人数は8人だった。
これまでは12人くらいのパーティーを選んでいたので、ちょっと少なく感じる。
その分、一人当たりのトークタイムは長くなるとのこと。
「今日も暑いですね」
パーティー開始まで時間がないので、相席の女性にもこのくらいしか言えない。
「ええ。本当に暑いですね」
そういってハンカチを頬に当てる8番さんは、たしかに暑さに参っているようで、呼吸が浅く感じられた。
グラスもすでに空になっているのに気付き、自分の分もあるので、と言って、彼女のグラスにおかわりを注いで持ってくる。
ここのドリンクはセルフサービスだった。
「ありがとうございます」
「いえ、でもこれからたくさんの男性とおしゃべりで、大変ですね」
8番さんが笑ってくれて、僕も笑いつつグラスを口に運ぶ間にも、司会者はパーティーを進行させている。
「それではトークタイムスタートです! まずはお隣様とお話ください!」
そのアナウンスに、改めて僕と8番さんは挨拶を交わす。
それから、お互いのプロフィールを見るため、急いでスマホに視線を落とした。
いつものタブレットの代わりに自分のスマホを使用するパーティー形式だったが、操作等はタブレットと変わらず、特に不便はなかった。
<参加したパーティーの公式サイトはこちらです>
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