婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

054. 婚活パーティー【体験】結婚と恋愛と自問(14)

自宅へ帰る路線が違うので、Eさんとは駅で別れた。

 

まだ午後の盛りも始まったばかりで、新宿まで出てきたのに直帰するのはもったいなく感じて、デパートに立ち寄って買い物でもすることにした。

 

Eさんのおかげで今日の午後に開催される別のパーティーへ参加する必要がなくなった分、無駄遣いできる。

 

おしゃれな夏服でも買っておこう。

 

そう思って駅ビルのエスカレーターに向かい、乗る前に脇のスペースに入って、スマホを開く。

 

お礼は早い方がいいだろう。

 

「今日はありがとうございました。楽しい時間が過ごせました。気を付けてお帰り下さいね」

 

可愛いスタンプを添えて、Eさんに簡単なメッセージを送る。

 

彼女と別れる際、どこかへ遊びに誘おうかな、とちらっと思わないでもなかったが、彼女の真意というか気持ちを知るためには、むしろLINEのメッセージの方が適当な気がした。

 

軽いところから始めていければ、僕としても有難い。

 

不都合だったら何か言ってくるだろう……

 

そこまで考えて、つまり僕は彼女と付き合いたいと思っているのか?

 

そう自問した。

 

このまま終わってしまうのはもったいない。

 

彼女には別のパーティーに参加して欲しくない。

 

それでも僕は……

 

少し冷めた心持ちでエスカレーターに足をかけた。

 

別のパーティーに参加する。

 

なんなら明日でも。

 

誰かと正式に付き合うまでは、パーティーに参加し続けると決めたのだから。

(040. 婚活パーティーで初カップリング(17)参照)

 

 

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