婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

048. 婚活パーティー【体験】結婚と恋愛と自問(8)

一階ロビーの玄関手前でEさんを待つ。

 

パーティーが終わって帰っていく人に、これから参加するために入ってくる人。

 

人通りはそこそこある。

 

エレベータ―が着く度に、出てくる人々を観察して、それを5回ほど繰り返した後、Eさんが現れた。

 

こんにちは、も変なので、ただ笑顔をつくって彼女を迎える。

 

「えっと、どうしましょう。時間、大丈夫ですか?」

「あ、はい。大丈夫です」

「お昼過ぎですけど、ランチでも行きますか?」

「じゃあ軽いので」

 

彼女のリクエストに沿うよう、近場のカジュアルなイタリアン店に向かった。

 

席に着くと、おすすめパスタのサラダセットを2つ注文して、先に運ばれてきた飲み物に口をつける。

 

「後でデザートも頼みましょうね」

 

まずはスイーツネタでトークタイムでの盛り上がりを再現しようと、そこから始めた。

 

それが思いのほか功を奏し、会話も弾んで、「フルーツパフェが一番好き」と彼女が照れたように言った。

 

「あぁフルーツパフェ、美味しいですよね。僕も好きです」

 

そう相槌を打つと、彼女は半袖のシャツから伸びている二の腕をさすって、「でも最近、太ってきちゃって」と顔を赤らめた。

 

「え、全然そんなことないですよ。でも気になるんだったら、デザートはやめておきますか?」

「大丈夫。食べる。どうせ我慢できないから」

 

フルーツパフェだったらちょうどタカノフルーツパーラーが近いけど、とは言わないでおいた。  

 

 <参加したパーティーの公式サイトはこちらです>
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