今回は少し真面目な題材について書きたいと思います。
たいした知見はありませんが、現下の難局にあって、自分ができることをしたいという一心で。
まず……
人との出会いが遠慮されるのがコロナ渦。
人との出会いを求めて行動するのが婚活。
残念ながら、両者は相容れないものです。
ではどちらを優先させるかといえば、当然、コロナ渦の状況を踏まえての自粛になるでしょう。
つまり婚活はしばしのお休み。
……なのですが。
家族と同居している方ならまだしも、一人暮らしで婚活をされていた方は、たった一人きりで、いつ終わるとも知れないSTAY HOMEを余儀なくされます。
これは想像以上に辛いことです。
まるでこの世に一人だけ取り残されてしまったような。。
そこでふと、思ったのです。
パートナーを求めて婚活に励んでいた人は、コロナ渦で外界と遮断された現状にあって、より結婚を望む気持ちが強くなったのではないかと。
データを求めて、光文社さんの『ルポ 婚難の時代』を読んでみました。
ルポ 婚難の時代 悩む親、母になりたい娘、夢見るシニア (光文社新書) [ 筋野茜 ]
この本にはオーネットさんが実施した意識調査の結果が記載されていたので、簡単に引用します。
対象:20~39歳の独身男女984人
設問:コロナ流行に伴う社会情勢の中で結婚に対する意識の変化はあったか
回答:非常に結婚したくなった 12.2%
やや結婚したくなった 24.2%
このように、コロナ前に比べて4割近くも多くの人が結婚願望が強くなっています。
その理由として、次の2つが全体の8割強を占めます。
・一人でいることに対する孤独感や将来に対する不安感 61%
・誰かと一緒にいたいと思った 21%
なんと切実な理由でしょうか。
人は一人きりでは生きられない、とはよく聞きますが、身を切るような痛烈さをもって迫ってくるようです。
これがコロナ渦があぶりだした真実。
とすると、上では婚活より自粛を優先させる、と書きましたが、果たしてそれでよいのでしょうか。
もしかすると、必ずしも適切とは言えないかもしれません。
繰り返しになりますが、人は一人では生きられないので。
それを打破しようと、現在、オンラインをはじめとする新たな婚活様式が関連企業によって積極的に取り入れられています。
同書(『ルポ 婚難の時代』)にもいくつか例がありましたが、その多くが対面せずにパートナーを得る一助となるもので、一考の価値はありそうです。
その一方で。
だったら君もオンライン婚活やりますか? と誰かに訊かれたら、おそらく僕は、やっぱり準備を整えた上で婚活パーティーに参加したい、と答えるでしょう。
なぜなら、対面しないとその人を判断するのが難しいから。
ライブビデオ等のweb婚活も最終的に対面するなら、初めに会ってしまった方が時間的にも合理的。
これがマッチングアプリならなおさらでしょう。
実際に会うまでのメッセージのやりとりが、とにかく苦痛になってくるのは目に見えています。
少なくて正確性を欠く相手の情報の中から、なんとか話題を見繕ってメッセージを送信し、返信にも細心の注意を払う。にもかかわらず、思ったような返事をもらえなかったり、不要な誤解が生じたり。
偶然、(株)Parasolさんのオンライン婚活に関するネット記事を読んだのですが、それによると、オンライン婚活は定着し始めているが、男性はフラれ疲れ、女性はアプローチされ疲れが顕著になってきたということです。
やはりメッセージのやりとりが難しいようで、男性側の問題としては、内容を考えるのが大変で、続けるのがきつくて、相手から返事をもらえない。女性側の問題としては、送られてくる量が多くて、楽しいどころか続けるのが苦しい、とのこと。
その上、なんとかデートまで漕ぎつけても、実際に会ってみるとイメージしていた人とは違って、デートも苦痛だった、とアンケートを受けた半数の女性が回答したとあります。
アプリ系には遊び目的の人も少なからずいるでしょう。
このように見ていくと、オンライン婚活のデメリットが目立ってきますが、これも一方的に過ぎます。
たとえば経費が安い、スキマ時間を利用できる、等のメリットも確かに存在し、それを各人が上手に活用することで、効果的にパートナーと出会える可能性だってあります。
そこで。
コロナ渦での婚活パーティーへの参加をためらわれる方は、それが収束するまでの間、軽い気持ちでオンライン婚活を実践してみてはいかがでしょうか。
上にも書きましたが、人と繋がりのない世界で息をしていくことは、想像を絶するほど苦しいものです。
悪い考えに囚われて、悪循環して、気が付けば底へ向かって落ちていったり。
たとえ実のないメッセージでも、画面越しの挨拶程度の会話でも、相手とうまく通じ合えなくても、自分と同じような孤独な人がいるというだけで、ともし火を燃やし続けることができるかもしれません。
気休めでもいいのです。
この先、大切な人と出会うまでの。
ただ自分を守るために。
今は静かに。
ご健闘をお祈りします。
みなとんでした。
※今後も関連トピックについても書いていきますので、引き続きブログをお読みいただければ幸いです。
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