帰宅して、やっと一息つけたのは21時を回ってからだった。
PCに向かうと、半ば無意識のうちにParty Partyのサイトを訪れて、新たなパーティー情報に目を通していく。
たとえ気持ちの半分がDさんに残っていても、残りの半分が次の出会いを求めている。
一見、節操ないように見えても、この活動をしている人たちにとってはある意味当たり前であることを、この時点での参加回数を二桁に乗せている僕は知っていた。
なにも予備を準備しておくとかの話ではない。
今という時間が大切なだけだ。
パーティー会場で出会った多くの女性たちは、あからさまに口にはしなくても、差し迫った思いに駆られて足を運んできている。
その種々の理由は想像に難くないだろう。
語弊を恐れずに言えば、より可能性のある相手を求める。
たとえその人が、世間で騒がれているようなモテ要素を備えてなくても。
そうした実情は、男性にとっても大きく変わらないはずだ。
僕は次の週末に開催されるパーティー情報を流し読みながら、Dさんについてひとつの判断を下した。
次に挨拶程度のメッセージでも届いたら、デートに誘おう。
パーティー参加日と重なったら、彼女を優先する。
その一方で、今後、彼女と進展があっても、正式に付き合うことになるまでは、パーティーに参加し続ける。
もちろん、Dさんには内緒だ。
あえて言いはしない。
その代わり、彼女が同じことをしても気にしない。
正しいとは言えなくても、それが最も妥当なやり方だと結論付けた。
<参加したパーティーの公式サイトはこちらです>
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