まずはいいなアピールの送信。
その相手として、まっさきに隣に座っているDさんを選ぶ。
他の人はどうしようかな……
カップリング自体が目的ならば、ここは多くの人に送っておくべきだ。
アピールがマッチした二人は、互いに良い印象を持っていることがタブレット越しに共通認識として芽生え、カップリングに前進する確率が高くなる。
そもそもDさんからアピールをもらえるとは限らないし、Dさんを含む複数人からもらえた場合は、Dさんを第一希望にしてカップル希望を出せばいいだけだ。
仮に第二、第三希望の人とカップリングしたって、それはそれで喜ばしい。
カップリングする興奮を味わって、すぐにその人との再会が待っている。
……しかし。
そうとわかっているのに、Dさん以外でアピールしたいと思える女性は思いつかなかった。
参加女性のプロフィールに目を通しながら、今しがた終わったばかりのトークタイムを改めて振り返ってみても、やはりピンとくる人はいない。
さらに言えば、僕に好意を持ってくれたと感じられた女性もいなかった。
せっかくカップリングを目指したのに……
こんなものか、と自嘲しつつ、そういえば趣味がカラオケの女性とは音楽の好みが似ていたことを思い出し、ほんの形ばかりというテイでアピールボタンを押した。
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