この回の参加女性は12名だった。
9人ほどとトークタイムを終えた時点で、Dさん以外、いいなと思えた女性はいない。
自分のこだわりは緩めたはずなのに……
勝手にそう思っているだけで、実際にはたいして基準を変えたり下げたりできていないのだろう。
長年のこだわりを捨て去ることは難しいのだ。
それでも気を取り直し、「こんにちは!」と笑顔をつくって次の席に入っていく。
それを残りの席数だけ繰り返してから、最初の席に戻った。
「戻りました」
「おかえりなさい」
優しく応じてくれるDさん。
「おかえりなさい」の言葉に、僕は気恥ずかしくなると同時に、ぎゅっと心を掴まれたような心地になった。
いい奥さんになるんだろうな……
そう男に思わせたら、女性の勝ちかもしれない。
「どうでした?」と訊くと、照れたようにうつむいて、細い首を横に振った。
慎ましやかそうな性格もポイントが高い。
やはりパーティー開始前に決めたように、Bさんにアタックしよう。
それでこそ相席したアドバンテージも生きるというものだ。
好きになれるかどうかは、首尾よくカップリングした後、会場の外でわかるだろう。
それこそが今回の目的。
Dさんとのカップリング率を高めるため、他愛もない会話をして雰囲気を温める。
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