その後も期待に胸を膨らませながら個室をめぐったが、取り立てて目新しさを感じるような出会いはなかった。
若干の寂しさを覚えつつ、終わりも近くなった4番の個室に向かいながら、パーティーのテーマが漠然としている分、女性にとっては窓口が広く、男性にとっては狭いのかな、と考察してみる。
たとえば先日に渋谷で開催された「憧れの職業」のケースだと、職業がマストなだけあって、参加する女性は他はどうあれそこだけは外さない。
それが今回のように「キレイ系」となると、解釈の自由という範囲に収まる。
そこに恵比寿というブランドがつくことで、女性にとっては敷居が、男性にとっては期待が高まるのだけど、存外、男性ほどに女性は気にしないらしい。
自分のことよりもむしろ、そこに参加する男性のハイステぶりへの関心が強そうだ。
といっても、男性側はそれを非難することはできない。
常識的に考えて自分好みの「キレイ系」ばかり集まるわけはないのだし、男性にしても女性が希求する「ハイステ」とはほど遠い人たちも参加していることだろう。
虚構の邂逅、それもまた一興。
楽しんだもの勝ちだ。
さて、次はどんな「キレイ系」がいらっしゃるのかな……
再び心の中で舌を出しつつ4番の個室に入っていくと、そこには転職の面接に来たかのような佇まいの女性がいた。
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