すべての参加女性とのトークタイムを終えて、最初の席に戻った。
隣の4番さんと「戻りました」「お疲れさまー」と言葉を交わすが、心ここにあらずといった状態で。
頭の中は当然、8番さんで占められている。
8番さんの後にも3人の女性と話したが、彼女たちをほとんど憶えてないくらいに。
「どうでしたー」
4番さんが気兼ねなく訊いてきたので、「そうですねー、難しいかな?」と軽く笑いながら答える。
「そちらはどうでした?」
「いい男って少ないから」
「性格的にですか?」
「そんなとこです。人のこと言えないけど」
いつもならその朴訥な正直さが好ましく思えて、いいなアピール送ろうかな、でもカップル希望までは、などとウジウジ悩むところだが、今回は事情が違った。
朴訥な正直さでは、清楚+妖艶=ミステリアスの式に遠く太刀打ちできない。
それでも、カップル希望はともかく、4番さんにいいなアピールを送ることに迷いはなかった。
「憧れの職業」というパーティーのイメージから少し離れていると感じるのは、たんに僕が看護師に憧れを持ってないだけで、彼女自体は出会えてよかったと思える素敵な女性に違いない。
8番さんが特殊すぎるのだ。
僕は4番さんと8番さんを選択して、いいなアピールを送信した。
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