最初の個室に戻るとすぐに、いいなアピールの受付が始まった。
愛想よくジブリの話に付き合ってくれた隣の5番さんをまずはポチっと。
次は……
やはり仲良く会話できた数人を選ぶ。
その中には僕があまりオタク系のアニメに通じてないとわかった上で、話を合わせてくれた人もいたに違いない。
そして……
4番さんで指がとまった。
もし次の機会を得られたら、オタク的でない話題で盛り上がれるかもしれない。
先ほどの様子からすると、カップリングの可能性は極めて低いけど……
様子を探るつもりで、4番さんもポチって、いいなアピールの送信を完了する。
「趣味の合う人はいましたか?」
結果が出るまでの合間に、5番さんに話しかけた。
「そうですね」
「アニメ好きといっても、微妙なところで違ったりしますよね」
「ええ。でも比較的、守備範囲が広いので。楽しかったです」
最後の言葉に嘘はないように思われた。
その照れ笑いからも、いい人がいたのだと察せられる。
その人とうまくいけばいいな。
彼女の成功を祈りつつ、いいなアピールの結果を確認する。
結果は……
もらったのは2つだけ。
ひとつは隣の5番さんで、もうひとつは仲良く会話できた数人の中のひとり。
予想通り、4番さんからはもらえなかった。
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