婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

056. 婚活パーティー【体験】結婚と恋愛と自問(16)

連絡が途絶えていく中で、どうしたんだろ、とは思わなかった。

 

Eさんが乗り気になれなかっただけだ。

 

残念ではあるけれど、想定済みの展開の一つ。

 

そう割り切れる程度には、冷静でいられた。

 

特定の話題からレベルを下げて一般的な話題に切り替えると、Eさんもそれに合わせるようにより一般的な話題で返してくる。

 

そこにはもうデート云々のかけらもないし、落ちてしまったレベルは二度と上がらない。

 

次第に日常的な話題も尽きてきて、やりとりの頻度はさらに下がって……

 

引き際だった。

 

「暑い日が続くから体調に気をつけて下さいね」

 

僕は最後になんとも無味乾燥なメッセージを送った。

 

そして、今回のことを考える。

 

Eさんが少なくともパーティー会場では僕に対して持ってくれた関心を、その後の食事やメールで繋ぎ止めておくことができなかった。

 

僕はまたデートをしたいと思っていたから、見切られた形だ。

 

それでも、納得はできた。

 

パーティー後のたった1時間程度の食事とはいえ、数分のトークタイムに比べれば随分と彼女を知ることができたし、チャンスは与えられたから。

 

もっと本心をいえば……

 

彼女のことはこの先、好きになれればいいと思っていたから、好きになる前の今はまだ傷が浅い。

 

むしろ無傷とさえいえる。

 

なまじ付き合ってからご破算になった日には目も当てられない。

 

落ち込んでいる暇があったらパーティーに参加してよりよい相手とめぐり会う……

 

それがこの活動の正義だった。

 

僕はためらいもなく次のパーティーを探す。

 

いや、EさんとLINEのやりとりをしながらすでに探し終えていたパーティーの申し込みボタンに指をかける。

 

「結婚したいですから」

 

そう言っていたEさんと、たとえ付き合うことになっていたとしても、その言葉に応えることはできなかったんじゃないかと思いつつ。  

 

 <参加したパーティーの公式サイトはこちらです>
PARTY☆PARTY【無料会員登録】

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村
↑ポチっと励みになります!