婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

021. 婚活パーティー【体験】初参加(19)

4名の方から連絡先が届いています。

 

Party事務局からのメールにはそう書かれていた。

 

席番号と名前、そして連絡先のメールアドレス。

 

パーティーでカップリングしなくても、ここから関係を始めることもできる。

 

4名を確認すると……

 

Aさんはなかった。

 

Bさんもなかった。

 

Cさんはあった。

 

他の3名はよく憶えてないが、いいなアピールをもらっていたような気がする。

 

ここでも様々な感情が湧いて、迷いも生じた。

 

まずはAさんのこと。

 

これで完全に接点が断たれた。

 

自分も連絡先を送ることはできたのに、しなかったのだから、残念だと思う資格さえない。

 

ただ、微かな悲しみと切なさが残ったのは事実だ。

 

次にBさん。

 

実はダメ元の延長線上で、連絡先を送っていた。

 

今頃、彼女の携帯にもParty事務局を通して、僕の連絡先が届いているのだろう。

 

だから待つだけだ。

 

期待はしないで。

 

そしてCさん。

 

連絡先が来たことを勘案すると、カップリング希望を出してくれた3人のうちの1人だと推察できる。

 

好意を寄せられるのは当然、嬉しいし、僕にも同じ気持ちがないわけではない。

 

今からでもこうしてお茶でも飲みながら、色々話したいと思う。

 

しかし、カップリング希望を出さないと決めた以上、連絡先も送らなかった。

 

だから送られてきた連絡先に、メールを出すこともないだろう。

 

「恋人」すら信憑性が薄い婚活の世界で、「友達」なんて存在できるはずがなかった。

 

 

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