婚活パーティー追想記

恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します

011. 婚活パーティー【体験】初参加(9)

 ①を選べば、「でもお給料安いから、このくらいは」あたりが返ってきて、以後も仕事や趣味といった無難な話題に終始しそうだ。

 

②を選べば、間接的に誘うことになるだろう。

 

迷った結果、「今の季節だったら屋外球場は気持ちいいでしょうね」と中間あたりで答えた。

 

雰囲気だけなら②でいけそうな気もしたが、もし自分の読み違いだったら相手を困らせることになる。

 

……でもそれは、自分への言い訳に過ぎないことを自覚していた。

 

本当に迷った原因は、相手を困らせる恐れがあるからでなく、「だったら今度行きましょう!」と色よい返事をもらった場合への対応だった。

 

つまり、Cさんとの関係をパーティー会場の外へと進めるかどうかだ。

 

場数を踏んだ今だったら、まずは相手を知って自分を知ってもらうためにも、デートくらい気軽に誘える。

 

でもこの時はパーティー初回で、もう少し慎重に考えていた。

 

Cさんに感じている魅力の大きさはどれほどのものなのか。

 

結局、僕の返答に対してCさんは、「野球観戦はドームより屋外に限りますよね」と、トーンダウンした自分の気持ちを隠すように明るく答えた。

 

僕はそれを愛想よく受けつつ、次は自分の仕事の説明をして、トークタイムを終えた。

 

 

<参加したパーティーの公式サイトはこちらです>
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